太陽光パネルの表面を清潔にして発電量アップ!おすすめの掃除方法とは

太陽光パネルの表面を清潔にして発電量アップ!おすすめの掃除方法とは

太陽光パネルに日光が当たり、その光を電気エネルギーに変換するのが太陽光発電です。そのため、太陽光パネルに日光が当たらなければ発電はできません。夜間や太陽が出ていない日は仕方ないですが、晴れているのに発電量が落ちてしまうことがあります。 その原因は、パネル表面の汚れです。汚れが付着したままだと発電量が落ち、それは売電収入の低下にもつながります。 常に清潔にしておくのがベストですが、屋根の上にある太陽光パネルをどうやって掃除すればよいのか分からない方も多いと思います。そこで今回は、太陽光パネルの清潔度と発電量の関係、そしておすすめの掃除方法について解説します。

太陽光パネルを清潔にすると、こんなにメリットがある

太陽光パネルを清潔にしておくことで得られる最大のメリットは、発電量の低下を防げることです。太陽光パネルの性能は全面に日光が当たっていることを前提にしているので、一部でも日光が当たっていない部分があるとスペックどおりの発電量にはなりません。パネルを清潔にしておくと、常に最大の発電量を得ることができます。 太陽光パネルは常に日光が当たり続けています。日光には光だけでなく熱も含まれているので、太陽光パネルは熱を持ちやすい状態にあります。付着物によって熱がさらに高くなり、その熱によって太陽光パネルの故障を引き起こすことがあります。最悪の場合は火災につながることもありますが、パネル表面を清潔にしておくとそういった心配もありません。長期的に考えるとパネルの寿命を延ばすことにつながるため、コストパフォーマンスは極めて高いといえるでしょう。

おすすめの太陽光パネル掃除法

本来は太陽光パネルの清掃はプロの業者に任せるのが無難です。というのも屋根の上は危険であり、素人が安易に行くべきではないからです。しかし業者に依頼するとお金がかかるので、自分でできることは自分でやりたいという方に向けて、おすすめの掃除法を紹介します。

マイクロファイバーモップ

マイクロファイバーといって、普通の布やタオルよりもはるかに目が細かい化学繊維があります。手で触っていると水分や油分が奪われてしまうほど洗浄力が強く、これを太陽光パネルの清掃に使うと効果的です。 長い柄の先にマイクロファイバーを取り付けたり、モップになっているものを購入して屋根の上に届くようにすると、比較的安全に作業できます。 また、マイクロファイバーは目が細かいので表面を傷つけてしまう心配がなく、素人でも簡単に作業ができます。

高圧洗浄機

次におすすめなのが、高圧洗浄機です。最近はテレビ通販などで流行っているようなところがあるので、自宅にお持ちの方も多いのではないでしょうか。モップのようにふき取る必要がなく、水の勢いで簡単に汚れを落とすことができます。 ただし、高圧洗浄機を使う場合は注意点があります。高圧洗浄機の性能が高すぎるとパネルの表面に目に見えないような傷をつけてしまうことがあるので、出力は控えめにするのがポイントです。もう一点、使用する水は水道水をそのまま使うのではなくバケツなどに貯めておいた水や雨水にしましょう。水道水をそのまま使うとカルキ成分がパネル表面に残ってしまい、掃除をしたのに別の汚れが日光を遮ってしまうことがあります。

理想的な掃除の時期

掃除をする時期にも工夫をすると、余計な手間を省くことができます。意識したいのは、春先です。春先は花粉や黄砂が飛散しているので、せっかく掃除をしてもすぐに汚れが付着してしまうことになります。水で掃除をすると濡れているパネル表面に花粉や黄砂が付着しやすくなるので、逆効果になってしまう恐れもあります。 しかしながら春から初夏にかけての季節は太陽光発電の発電量が最も多くなる時期でもあるので、花粉や黄砂が収まった直後に掃除をすると効果的です。

自力の掃除では落ちにくい汚れ

当記事では自力で掃除をする方法について解説していますが、素人の作業ではどうしても落ちない汚れもあります。その汚れとは、セメントや塗料、そして鳥の糞です。

工事現場から飛来するセメントや塗料

近隣で建設工事をしている場合、そこで発生したセメントや塗料の飛沫や粉末が太陽光パネルに付着することがあります。塗料は特にそうですが、表面にしっかりと定着することを目的に作られているので、太陽光パネルにもしっかりと付着します。これは専用の洗浄剤がないとなかなか落ちないので、素人の作業では落ちにくいと思います。

鳥の糞

もうひとつの頑固な汚れが、鳥の糞です。工事現場は常にあるものではありませんが、鳥は日常的に飛んでいるので常に糞を落とされるリスクがあります。鳥の糞がついてしまったところを掃除したことがある方であればイメージしやすいと思います、拭いただけでは簡単に落ちません。この場合も上記と同様に専門のメンテナンス業者に依頼したほうが無難でしょう。

まとめ

今回は太陽光パネルの表面を自分で掃除する方法について解説しました。それだけでは落ちない汚れもあるので、自分でやることが面倒だと思う方はすべてをひっくるめてプロの業者に依頼するのが良いでしょう。費用もそれほど高くはありませんし、何よりも安全です。